犬の目薬

犬に目薬を点す・・・白内障の進みを遅くする為の目薬です。
それはとても大変な戦いでもありました。
なぜなら、近眼な上に白内障が進んでいるので

テリーは何をされるのかということで、疑心暗鬼になっていたからです。
それまで、病気らしい経験の無い犬にとって、
目に点される数滴は理解できないものと思いました。

格闘すること数ヶ月。

これはテリーにとっても私にとってもストレス意外の何者でもない・・・
手術をしない限りは、進んでしまうのだし
これを受け入れて明るく行こうと決意し、点眼薬は私の意志で中断しました。


それでも「あまりにもかわいそうだ・・・こんなに早い発症(5歳)だなんて・・・」と
泣いてしまった私に、獣医はやさしくはなしてくれました。

獣医さんからの励ましの言葉

その1:犬は意外と現実を素直に受け入れ、たくましく生きる動物です。
その2:家の中の模様替えはしないように、愛犬の見えていた状態を維持してください。
その3:目以外の器官がそれを補おうとより発達するようです。

これらの言葉に励まされて、テリーとの二人三脚(6脚か:笑)が始まりました。

やがて介護の時を迎える頃になると、
本当に真っ白で見えていないにも関わらず、
テリーは明るく元気よく、近所のスーパーにも一緒に行きましたし
店の外のベンチで「待っててね」もちゃんとしました。

心無い人たちにゆびを指さされて
「あら、この犬・・・目が真っ白だ」という言葉にも多く接しました。
犬も心で見えるんですよ・・・そう答えていたものでした。


いずれ、元気だった犬にも衰えはやってきます。
元気な頃から、そうなったときのことも考えて
行動範囲が狭くならないように、老犬だからこうする、というのではなく
今までと変わらない生活、行動、これをすることが
お互いの長い信頼関係の延長線上に可能であることを実感しました。

風見鶏
テリーと呼ぶと、少しずれた方向を見ますが、これでも外出も買い物も散歩も
生き生きとすることができました。





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